Sound Bacca〜サウンドバッカ〜

小さくても整った部屋に住む、週末ミュージシャンのブログ。音楽活動とライフスタイルを快適にする・・・そんなブログを書いています。

【Davinci Resolve】Fusionタイトルのテキストに縁取り(アウトライン)を入れる方法をまとめた話

こんにちは、sansonです。

 

最近、Davinci Resolve を使用して演奏動画を作るようになりました。

Fusionタイトルを使用した際でも、テキストに縁取り(アウトライン)を入れる方法が分からず勉強しました。

備忘録としてまとめようと思います。

背景とタイトルの色が近い場合、テキストの縁取りは視認性のためにとても重要です。

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「テキスト+」なら縁取りの設定項目が分かりやすいところにあるのですが、Fusionタイトルには設定項目が出てこないんですよね・・・・。

 

では、まとめてみます。

【目次】

 

1.まずはFusionタイトルを準備

エディット画面を開きます。

まずは任意のFusionタイトルを選び(①②)、トラックに追加しましょう(③)。

 

今回は、Fusionタイトルのうち「Horizontal Line Reveal」を選んでみます。

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2.FusionタイトルのFusion編集をクリック

次に、このFusionタイトルのFusionを編集します。

クリップ上のFusionタイトルをクリック(①)すると、タイトルエディット用のインスペクタが表示されます。

インスペクタ画面から「エディタボタン」をクリック(②)。

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すると、FusionタイトルのFusionエディット画面に飛びます。

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3.Fusionタイトルのノードを編集

次に、Fusionタイトルのノードを編集していきます。

 

3.1.Fusionタイトルのノードを全表示させる

最初はFusionタイトルに紐づくノードが全て格納された状態で表示されています。

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このFusionタイトルのノードグループをダブルクリックしましょう。そうすると、このFusionタイトルに紐づくノード一覧が表示されます。

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3.2.Textノードの「Shading」を編集

次に、縁取り(アウトライン)の編集を行いましょう。

ノード一覧の中から、上段テキストをコントロールしている「upperText1.1.1」ノードをダブルクリックします(①)。

 

そうすると、ノードのインスペクタが表示されます(②)。

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次に「Shading」のタブ(③)を押し、Select Elementの「2」を選択(④)。

このSelect Element「2」が、いわゆる「縁取り」の設定です。

(「1」は文字自体の設定)

その隣にある「Enabled」にチェックマークを入れると(⑤)

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縁取りの設定が表示され、縁取りの編集が可能になります。

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デフォルトでは赤くて細い縁取りが出てきます(ださい)

 

3.3.縁取りの"色調"設定

縁取りの色調を設定しましょう。

「Color」をクリックし、任意の色を指定し「OK」

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3.4.縁取りの"幅"設定

縁取りの幅を設定しましょう。

「Thickness」で任意の幅へ変更が可能です。

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3.5.縁取りの"輪郭"設定(任意)

縁取りの輪郭の設定も変更可能です。

必ずしも必要ありませんが、輪郭が多少ぼやけていたほうが、エモく見えますよ(語彙力)

 

「Softness」タブを開き

「X」「Y」の値を変更することで、どれくらい輪郭をぼやけさせるかを調製することができます。

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4.完成!

この設定で出来上がったFusionタイトルがコチラです。

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縁取りが無い状態と比べ、格段に文字が読みやすくなっています。

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↑ 縁取り設定前。読めぬ。

 

動画を見てみましょう。

www.youtube.com

良い感じのFusionタイトルに仕上がりました!

 

ご参考までに!

良い動画作成ライフを!

 

 

Aston Originを管楽器吹きがレビュー。音が良くて携帯性最高のコンデンサーマイクだったという話。

こんにちは、サックス吹きのsansonです。

 

コンデンサーマイクAston Originを購入して半年くらいが経ったので、レビューしてみようと思います。

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  • 管楽器を高音質でレコーディングしたい
  • コンパクトで運用が楽なマイクが欲しい
  • 映えて、イケメンなマイクが欲しい

そんな私のニーズを満たすマイクを、探して探して辿り着いたのが、Aston Originです。

半年使った使用感や、実際にサックスを録音してみた生音等をレビューしてみます。

 

【目次】 

 

1.Aston Origin コンデンサーマイクについて

Aston Originは単一指向性のコンデンサーマイクで、Aston Microphone社が開発・製造しています。

1.1.Aston Microphone社について

Aston Microphones社は、2015年に設立された新進気鋭のマイク・ブランドです。

開発/デザイン/生産を全て英国国内で実施し、“Built in Britain”を謳っています。

社長のJames Young氏は、sE-Electronics社創設時のスタッフでもありマイク/リフレクションフィルターの企画に携わったそうな。

その経験を活かし、大量生産品とは一味違う「全く新しいマイク・ブランド」を作り上げるべく、独立/創設したのがAston Microphones社です。(Webサイト引用)

www.roland.com

1.2.Aston社のマイクについて

現在Aston Microphone社からは以下3種類のマイクが発売されています。

  • Aston Origin
  • Aston Spirit
  • Aston Stealth

Aston OriginはAston社のラインナップの中で最も小型の普及価格帯マイクです。
単一指向性のマイクで、最大入力SPLは127dB、PADは-10dBが可能です。

 

Aston Spiritミドルクラスのマイク。指向性が3種類(単一指向性、双指向性、全指向性)に切り替えられます。最大入力SPLは138dB、PADは-10dB,-20dBから選べます。またトランス回路(音を増幅する回路)を内蔵しているのも特徴です。

 

Aston Stealthイクラスのマイク。使用感は上の2機種とは異なり、円筒の長手方向へ指向性が向くフロントアドレスタイプです。

 

以上の3種のマイクが発売されているのですが、私は自分の運用目的にあたる「コンパクトで運用が楽なマイク」にあたるAston Originをチョイスしました。

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さてさて、ココからは私が実際にAston Originを使ってみた感想をレビューしてみたいと思います。

2.良いぞ、音が良いぞAston Origin

2.1.サックス、録音してみた(条件設定)

まず第一に、わざわざコンデンサーマイクを買うんですから、録れる音が良くないと意味がありません。

みなさんも録れる音がどんな音なのかがイチバン気になるのではないでしょうか。

「Aston Originって管楽器の録音用に、どうなの?」という視点でレビューしてみたいと思います。

 

さて、早速ですが、楽器録音用の定番ダイナミックマイクSHURE SM57と比較し、Aston Originで録音してみました。

 SHURE SM57についてはコチラにレビューしてみてますのでご参考までに。

 

workstylehack365.hatenablog.com

 


 

◆楽器の設定

  • Saxophone:Selmer SeriesⅡ
  • Mouthpiece:Yanagisawa Metal 7
  • Rigature: Rovner Versa
  • Reed: Vandoren JAVA 3

◆録音機材

Aston Originを使用する際は、ショックマウント等は使用せずに

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↑写真のように、Aston Originをホルダーで譜面台に固定して録音しました。(斬新だけど超コンパクトでしょ)

Aston Originとサックスのベルの距離は、だいたい30cmくらいになるように演奏しました。

はてさて、どんな録り音になるでしょうか。

2.2.サックス、録音してみた(音源)

まずは生音から

Shure SM57(比較対照)

 

◆Aston Origin

 

次に、これらを少し加工して、バックバンドをつけてみました。

Shure SM57 with バックバンド(比較対照)

 

◆Aston Origin with バックバンド

 

2.3.音質レビュー

Aston Origin、めちゃくちゃ良いですね・・・。

クセの少ない素直でクリアな音で録れているなと感じます。
高音域が強調されるわけでもなく、中低音域から中高音域まで非常にフラットに録音できている印象です。温かみのある音とでも言いましょうか。


変な癖が無い為、音源としての加工も非常にしやすいのが特徴的だなと感じました。
管楽器の場合、ホーン隊としてなら、イコライジングせずにそのまま使えそうですし、メインリード楽器としてなら、イコライザーで少しだけハイを持ち上げれば抜け感のある明るいクリアな感じにも仕上げられます。

SM57も思いの外、良い音で録れていますね。一方でAston Originと比較すると中域の薄さが気になります。
また、少しバックバンドから浮いてるようにも聴こえますね(編集でどうにかなる気もする…)

……という感じで、管楽器吹きの私としては十分に満足のいく音質で録れるマイクです。Aston Origin。

3.コンパクトで取り回し性最高

私がAston Originを選んだ理由の2つ目が、取り回し性の良さです。

3.1.サイズと重量

Aston Originのサイズと重量は以下の通り。

  • 寸法(ヘッド径×全長)54×125mm
  • 重量          450g

コンデンサーマイクの定番モデルとして有名なAudio-technicaのAT2020は、サイズ(ヘッド径×全長)が52×160mm、重量が345gです。

 

Aston Originは少し重さがありますが、サイズはAT2020と比べて小ぶりです。

3.2.ショックマウント不要

ポイントなのが、Aston Originには内部にショックマウントが内蔵されている点。

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マイクを分解してみました。

ダイヤフラムと本体を、軟質のゴム状のもので固定しており、本体から伝わる振動がダイヤフラムに伝わらないように設計されていることがわかりました。

これにより、通常コンデンサーマイクを支えるために必要なショックマウントが必要なくなります。

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↑こういう、マイクを支えるやつ。大きくてかさばるからキライ・・・。

3.3.スタンドアダプタ内蔵

また、マイクスタンドに固定するスタンドアダプタがAston Origin本体に付いているため、Aston Originをマイクスタンドに直接固定できることも、他のコンデンサーマイクとは異なる点です。

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このおかげで、持ち歩かなければいけないものや、設置しなければいけないものが大幅に少なくなり、かなりコンパクトな録音環境が実現できます。

3.4.私のAston Origin設置方法

さらに、このレビューの冒頭でも紹介した通り、Aston Originを、下の写真のように、クランプ雲台で譜面台に固定してしまえば、めちゃくちゃコンパクトな録音環境の完成です。

 

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少なくともサックスの演奏・録音をするくらいであれば、内蔵ショックマウントのおかげもあり、マイクが床の振動を拾ってしまったりすることは感じませんでした。

3.5.私のAston Origin持ち運び方法

Aston Originを持ち運ぶ際も、非常にコンパクトになるように、シンデレラフィットするケースを探して、探して、探して・・・・見つけました。

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www.muji.com

ま さ か の 無 印 良 品 。

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このケースの内側に、クッション材を貼り付け

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吸湿剤と一緒に

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スッポリ収まるようにして持ち運んでいます。

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携帯性が最高。

4.そしてデザインがカッコイイ

最後に語りたいのが、Aston Originのデザインのカッコよさ!!

 

胴体はタンブル加工という処理で研磨された金属を使用しており、塗装無しで美しい素材感が表現されています。

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他のマイクではなかなか無いこの仕上げのおかげで、傷に強く耐久性も高いのが特徴です。

また、波形形状のメッシュヘッドも、他のマイクにはない独特の形状であり、外部からの衝撃を吸収しつつデザインも両立した機能美がたまりません。。!!

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Aston Originで録音してるだけでテンションが上がります(もうコレが一番大事)

5.Aston Originの残念な点

音は良し、携帯性も良し、デザインも良しなAston Originですが、唯一残念な点があります。

それが

マイク端子とスタンドアダプタが近すぎて、色々干渉してしまう問題!!

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ぅおおおいマジかーーーー!!!!!入らぬーーー!!!

 

まぁ、マイクスタンドに固定せずに、ホルダーやカメラ用の三脚に固定したりしてる私がマイノリティなので、文句言う筋合いも無いと思うのですが。

マイク端子とスタンドアダプタにあまり距離が無いため、機材によってはXLRケーブルとマイク固定用機材がぶつかってしまって使えない、という欠点があります。

しかし、そこは創意工夫。

私はこういった延長アダプタを取り付けて、事なきを得ました。天才。

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6.総括

Aston Originを購入して半年ほどが経ちますが、購入して非常に良かったと感じています。

  • 管楽器を高音質でレコーディングしたい
  • コンパクトで運用が楽なマイクが欲しい
  • 映えて、イケメンなマイクが欲しい

という私のニーズをピタッと満たしてくれるコンデンサーマイクでした。

これからも愛用したいと思います。

 

Apogee One for Mac レビュー。超小型で高性能なオーディオインターフェイスを探してるならコレ一択という話。

こんにちは、sansonです。

 

今回は、私の愛用しているオーディオインターフェイスApogee One for Macについてレビューしてみたいと思います。

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日頃、リハーサルスタジオやレッスン教室の防音室でサックスの録音をしている私。

また、外出時にカフェでDAWを開いて音楽作成をしたりもしています。

そんな私が「とにかく小さくて、ポータブル性が良くて高音質なオーディオインターフェイス無いかなぁ」と、あらゆるオーディオインターフェイスを調べ上げた結果、たどり着いたのが、そう、Apogee One for Mac様です。

  • とにかく小型なオーディオインターフェイスを探している
  • 小型だけど、とにかく高音質で録音したい

という方には、2021年現在で最も推せるオーディオインターフェイスです。

(というかコレしか選択肢無いのでは・・・)

Windows PCでも普通に使えるよ)

 

他のメーカーから販売されている小型オーディオインターフェイスとも比較しながらレビューしてみようと思います。

 

◆目次

 

1.Apogee One for Macの性能

Apogee One for Macは、プロユースを中心に販売しているオーディオ機器メーカーApogeeのオーディオインターフェイスです。

高音質を提供してくれるApogee製の機材は、プロアマ問わず大きな人気を得ています。

 

そんなApogee社から発売されているApogee One、音質の良さと、その小型サイズっぷりから、中田ヤスタカさんが外出用として使っていることで有名です。

Sound & Recording Magazine2018年9月号に記載あります。

(というか私はコレで知りました)

 

ちなみに「for Mac」とありますが、Windowsでも問題無く使えます。

Dell Windows PC民の私が使ってるんだから大丈夫です、使えます。

1.1.とにかく小さくて軽量

他のメーカーから販売されているオーディオインターフェイスと比べ、Apogee Oneはとにかく小さくて軽量です。

 

  • 縦 :160mm
  • 横 :57mm
  • 高さ:ノブ含め30mm(ノブ除くと23mm)
  • 重量:170g

(各数値は自分で計測してみました)

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ちょっと大きめのスマホくらいしかありません。

iPhone 12 Pro Maxが幅78.1×高さ160.8×厚さ7.4mm、重さ226gなので、それより小さいです。ちっさ。かるい。

ド定番のオーディオインターフェイスといえば、Sterinberg社のUR-22C等が有名ですが、UR-22Cのサイズは159×159×47mm、重量は1.0kgもあります。

 

その他、コンパクトでそこそこ高音質なオーディオインターフェイスの対抗馬としては

(ひたすら音響機材メーカーを探しまくりましたよ私。まじで)

  • Focusrite社 Scarlett Solo Gen3
  • Audient社 evo4
  • IK Multimedia社 iRig Pro I/O

あたりでしょうか。

Scarlett Soloは、よくある箱型オーディオインターフェイスでは小型な部類です。

サイズ143.5×95.8×43.5mm、重量320g

倍以上デカいですね。

 

Audientのevo4は少し特殊な形状をしているオーディオインターフェイスですが、小ささ、使い勝手の良さ、音質の良さ等の理由で今人気の機種です。

サイズは140x 67x 67mm、重量360gです。Apogee Oneより少し重たい。

 

iRig Pro Duo I/OApogee Oneよりも小型なオーディオインターフェイスで、そのサイズから人気の機種です。

サイズは127×43×37mm、重量120g(バッテリー除く)

音質が特段良いという話はあまり聞かない気がします。

ライブストリーミング配信やちょっとした録音程度の使用シーンに特化した機種だと思われます。

 

圧倒的に小さくて軽量な部類です。Apogee One。

 

1.2.2in 2outでコンデンサマイク内蔵

商品に付属しているブレイクアウトケーブルを使用して、2in 2outの入出力が可能です。

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INはブレイクアウトケーブルのXLR接続と、ライン接続の2種類があります。

 

また、このApogee Oneの特徴的な機能として、本体内にコンデンサーマイク(In MIC)が内蔵されていること。

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つまり、ちょっとした録音であれば、マイクを別途持ち歩かず、Apogee Oneだけで録音まで出来てしまうという手軽さが実現できるということです。

 

一方で、マイクの同時使用には制限があり

  • XLR接続+ライン接続
  • In Mic接続+ライン接続

でしか使用できません。XLRとIn Micの同時使用不可です。

まぁ、Apogee Oneは、私も含め「コンパクトな録音環境」を目指している人向けの商品であり、2マイクで録るシチュエーションはあまり無いのでは。

私は使っていて気になったりはしませんでした。

(2年使いましたが、2inで録るシチュエーションは1回も無かった・・・笑)

 

1.3.接続端子は特殊

接続端子は上部に

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下部に3.5mmイヤホンジャックがあります。

 

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USBポートは、指口はやや特殊な形状をしていますが

付属しているUSBケーブルは至って普通のUSB mini-Bケーブルです。

私は他社から出ているこのUSBケーブルを挿して使っていました。(少し長さがほしかった)

 

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↑普通に刺さる

BUFFALO USB2.0ケーブル (A to miniB) スリムタイプ ブラック 1m BSUAMNSM210BK
 

 

またバスパワーに対応していないiPad等で使用するために、電源を外部から供給する為の電源アダプタ挿入口があります。

Apogee社からは専用の電源アダプタが超高値で販売されてますが

市販の電源アダプタでも問題なく使えました。

※必ず5V設定で使用してください。

 

 

2.で、どんな音で録れるの?

とにもかくにも、Apogee Oneで録音した音を聴いてください。私はサックス吹きなので、テナーサックスで録音してみました。

使用したマイクは定番ダイナミックマイクShure SM57と、コンデンサーマイクAston Originです。

 

workstylehack365.hatenablog.com

 


 

 

2.1.サックス録音(生音)

まずは、それぞれの生音から。

Shure SM57

 ◆Aston Origin

 

明瞭でクリア、ノイズの無いクリーンな音で録音できてると思います。

 

2.2.サックス録音(加工&バックバンド)

次は、ちょっと加工して、バックバンドもつけてみました。

Shure SM57

 ◆Aston Origin

 

どうでしょう。どちらも非常にキレイな音で録音できてます。
バックバンドと合わせても、とても抜けの良い、かつイヤな尖りのない音で録音できてるのではないでしょうか自画自賛っぽくてスマン)

特筆すべきは、ダイナミックマイクSM57で録音した際のノイズの少なさ。
Apogee Oneに内蔵されているマイクプリアンプ(マイクで拾った音を増幅する装置)の性能が非常に良く、初めてApogee Oneを使用したときには感動すら覚えました。
Apogee Oneを使い始める前は、YAMAHAのAG-06を使用していたんですが、ちょっとノイズが大きかったんですよね。録音の後ろでサーッというホワイトノイズがそこそこ聴こえてしまう。

Apogee Oneは、マイクゲインをかなり上げても、ノイズが非常に少ないです。

 

2.3.他の機種と比較(vs MOTU M2)

高品質かつコスパの良さで大人気のMOTU M2と、全く同じ条件で比較してみました。

 

 

まずはMOTU M2生音。

Shure SM57

 ◆Aston Origin

 

次はMOTU M2とバックバンド有

Shure SM57

◆Aston Origin

 

大人気機種のMOTU M2と比べても全然遜色ないですね。

むしろクリーンなサウンド感で言うと、Apogee One for Macのほうが良い気がします。


3.どうやってApogee Oneを持ち運んでいたか

高音質ながら、超小型で持ち歩きにもピッタリなApogee One for Macですが、残念ながらApogee Oneにはキャリングケースのようなものは付属されていません。

しかし、しかし皆様、ご安心ください。
私はApogee Oneの持ち歩きにピッタリのケース、シンデレラフィットするケースを、私は見つけてしまったのですッ。

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モバイル機器を販売する大手メーカーAnkerから発売されている、Bluetoothスピーカーの持ち運びケースが、なんとなんとシンデレラフィット。
本体はピッタリフィット。ブレイクアウトケーブルとUSBケーブルを収納するスペースもあります。

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Apogee Oneキャリングケースに改名すべきでは…?

4.総評:音質と携帯性の両立が最強

色々と書きましたが
録音音質が良くて、かつ携帯性が良い(小さい&軽い)オーディオインターフェイスを探しているなら、Apogee Oneは激しくオススメです。
このポータブル性は今の所Apogee Oneが唯一ではとも思います。
ご興味ある方は、是非Apogee Oneを探してみてください。